織田信長 天正5年(1577)   紙本墨書 1通 29.0×45.8



本作は、信長の自筆であることが確認できる唯一の書状として知られている。
「感状」とは、戦功などを賞して主君から贈られる文書のこと。  
天正5年(1577)10月1日、信長に反旗を翻した松永久秀方が籠城する大和片岡城に一番乗りをする働きを見せた、細川忠興(15歳)・興元(13歳)兄弟。彼らの手柄を喜んだ信長が、自ら書き送ったものである。  
『信長公記』には「年にも足らざる両人の働き比類なきの旨、御感なされ忝くも信長公御感状なし下され、後代の面目なり」とある。

×閉じる