平安時代後期 前輪高30.0 後輪高35.0
両輪の外側に、柏の木とその枝にとまる木兎(みみずく)を螺鈿で装飾している。 『平治物語』には、源頼朝が「栗毛なる馬に柏木にみみつくすりたる鞍をかせて」とあり、柏木兎の意匠の鞍に騎乗している様子が記されている。 細川幽斎はこの鞍を将軍足利義輝から拝領したという。