近世以来長い歴史をもつ細川家には貴重な墨跡が数多く遺っています。代々禅宗に帰依していたことに加え、2代三斎が茶の湯を愛したことが細川家の墨跡趣味に拍車をかけていると言えるでしょう。一方、近代に入ってからは16代護立が白隠と仙pの一大コレクション築いています。この展覧会ではそうした歴史的に貴重な作品はもとより、その記された意義、墨の魅力、禅僧たちの洒脱な絵画に付された画賛など、硬軟織り交ぜた墨跡の世界をお楽しみいただきます。
●主な出品作品 |
愚極禮才 |
道号説 |
室町時代【重要美術品】 |
澤庵宗彭 |
法語「機関」 |
江戸時代 |
白隠慧鶴 |
苦字 |
江戸時代 |
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