世界的なコレクタ
ーであった細川家16代・護立(1883〜1970)は、梅原龍三郎や安井曾太郎ら近代洋画家たちのパトロンとしても知られています。
今回の展示では護立の絵画コレクションの代表作であるセザンヌの水彩画「登り道」、梅原龍三郎の「紫禁城」、安井曾太郎の「承徳の喇嘛廟」の三点を同時に展示し、ほかに藤島武二、正宗得三郎、川島理一郎、須田国太郎など、細川護立と親交の深かった近代洋画家の絵画や、護立との間で取り交わされた書簡類を展示し、細川護立が近代絵画の育成に果した役割を検証します。
加えて、昨年、永青文庫で発見された久米民十郎の「支那の踊り」も特別展示します。
久米は大正期の新興美術運動の画家で、詩人イエーツやエズラ・パウンドに影響を与えた人物です。関東大震災に遭い30歳で夭折。「支那の踊り」は現存する久米民十郎の最高傑作と言っても過言ではありません。この機会にぜひご覧下さい。
※セザンヌの登り道の展示は、5月6日(水)まで
セザンヌ 登り道
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久米民十郎 支那の踊り |
安井曾太郎 承徳の喇嘛廟 |
安井曾太郎 連雲の町(一) |
梅原龍三郎 唐美人図
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梅原龍三郎 紫禁城
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藤島武二 裸婦像
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●主な展示作品 |
ポール・セザンヌ(1839〜1906) |
「登り道」※5/6まで |
1867年 |
梅原龍三郎(1888〜1986) |
「紫禁城」 |
1940年 |
梅原龍三郎(1888〜1986) |
「唐美人図」 |
1950年 |
安井曾太郎(1888〜1955) |
「承徳の喇嘛廟」 |
1937年 |
安井曾太郎(1888〜1955) |
「連雲の町(一)」 |
1944年 |
テオドール・ルソー(1812〜1867) |
「ランド風景」 |
19世紀 |
藤島武二(1867〜1943) |
「裸婦像」 |
明治時代後期〜昭和初期 |
久米民十郎(1893〜1923) |
「支那の踊り」 |
1920年頃 |
正宗得三郎(1883〜1962) |
書簡 細川護立宛 |
1922年 |
児島喜久雄(1887〜1950) |
書簡 細川護立宛 |
1944年 |
斉藤与里(1885〜1959) |
書簡 細川護立宛 |
1945年 |
●春季展示 「近代絵画、セザンヌから梅原・安井まで」 |
入館料 |
一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料
会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円 |
開館時間 |
10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
休館日 |
月曜日
(但し5月4・5・6日は開館、5月7・8日は休館) |
交 通 |
JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分 |
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