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当館概要


平成21年度の展覧会

■過去の展覧会一覧


春季展示 「近代絵画、セザンヌから梅原・安井まで」 会期:3月28日(金)〜6月22日(日)
終了いたしました

世界的なコレクタ ーであった細川家16代・護立(1883〜1970)は、梅原龍三郎や安井曾太郎ら近代洋画家たちのパトロンとしても知られています。
今回の展示では護立の絵画コレクションの代表作であるセザンヌの水彩画「登り道」、梅原龍三郎の「紫禁城」、安井曾太郎の「承徳の喇嘛廟」の三点を同時に展示し、ほかに藤島武二、正宗得三郎、川島理一郎、須田国太郎など、細川護立と親交の深かった近代洋画家の絵画や、護立との間で取り交わされた書簡類を展示し、細川護立が近代絵画の育成に果した役割を検証します。

加えて、昨年、永青文庫で発見された久米民十郎の「支那の踊り」も特別展示します。
久米は大正期の新興美術運動の画家で、詩人イエーツやエズラ・パウンドに影響を与えた人物です。関東大震災に遭い30歳で夭折。「支那の踊り」は現存する久米民十郎の最高傑作と言っても過言ではありません。この機会にぜひご覧下さい。


※セザンヌの登り道の展示は、5月6日(水)まで





セザンヌ 登り道


久米民十郎 支那の踊り

  


安井曾太郎 承徳の喇嘛廟



安井曾太郎 連雲の町(一)



梅原龍三郎 唐美人図



梅原龍三郎 紫禁城





藤島武二 裸婦像


●主な展示作品
ポール・セザンヌ(1839〜1906) 「登り道」※5/6まで

1867年

梅原龍三郎(1888〜1986) 「紫禁城」 1940年
梅原龍三郎(1888〜1986) 「唐美人図」 1950年
安井曾太郎(1888〜1955) 「承徳の喇嘛廟」 1937年
安井曾太郎(1888〜1955) 「連雲の町(一)」 1944年
テオドール・ルソー(1812〜1867) 「ランド風景」 19世紀
藤島武二(1867〜1943) 「裸婦像」 明治時代後期〜昭和初期
久米民十郎(1893〜1923) 「支那の踊り」 1920年頃
正宗得三郎(1883〜1962) 書簡 細川護立宛 1922年
児島喜久雄(1887〜1950) 書簡 細川護立宛 1944年
斉藤与里(1885〜1959) 書簡 細川護立宛 1945年


●春季展示 「近代絵画、セザンヌから梅原・安井まで」
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(但し5月4・5・6日は開館、5月7・8日は休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分


夏季展示 「白洲正子と細川護立〜最後の目利きから学んだもの〜 会期:6月27日(土)〜9月13日(日)
終了いたしました

白洲正子(1910〜1998)は目白台の細川邸(現・永青文庫)に通い、細川護立(1883〜1970)に中国の唐三彩をはじめ一級の美術品を見せてもらいながら、美意識を養いました。
白洲正子はその後、仏像や能面、骨董や書など独自の美の世界を展開していきました。
本展では、白洲正子が鑑賞した「金銀錯狩猟文鏡」(国宝)や「三彩宝相華文三足盤」(重要文化財)、「三彩獅子」(重要美術品)、般若坊作「般若面」(重要美術品)などの護立コレクション約50点に加え、旧白洲邸武相荘所蔵の白洲正子コレクション約20点を展示し、美の巨人ふたりの交流を辿ります。


(展示替え7月27日)




細川護立と白洲正子、軽井沢にて






国宝 金銀錯狩猟文鏡


重要美術品 桜九曜透鐔 銘 又七

  


重要美術品 三彩馬



重要美術品 伝般若坊作 般若



重要文化財 三彩宝相華文三足盤



青花白梅文花瓶





白隠慧鶴筆 岩窟達磨像


●主な展示作品
国宝 金銀錯狩猟文鏡 中国・戦国時代

永青文庫蔵

重要文化財 三彩宝相華文三足盤 中国・唐時代 永青文庫蔵
重要美術品 三彩馬 中国・唐時代 永青文庫蔵
重要美術品 三彩女子俑 中国・唐時代 永青文庫蔵
青花白梅文花瓶 中国・清時代・
康熙期(1662〜1722)
永青文庫蔵
重要美術品 桜九曜透鐔  金象嵌銘「又七」 江戸時代 永青文庫蔵
重要美術品 伝般若坊作 般若 室町時代 永青文庫蔵
仙p義梵筆 南極老人図 江戸時代 永青文庫蔵
白隠慧鶴筆 岩窟達磨像 江戸時代 永青文庫蔵
信楽檜垣文水指 鎌倉時代 武相荘蔵
十文字絞り旗指物 桃山時代 武相荘蔵
能面 「老女」 室町時代 武相荘蔵


●夏季展示 「白洲正子と細川護立〜最後の目利きから学んだもの〜
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(但し7月20日は開館、翌日休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分



秋季展示 「黄庭堅・伏波神祠詩巻〜中国大書家の気に触れる〜 会期:9月19日(土)〜12月27日(日)
終了いたしました

黄庭堅(1045〜1105)は中国・宋時代の書家で、蘇軾、米フツ、祭襄とともに、宋の四大家の一人に数えられています。
その黄庭堅の手になる重要文化財「伏波神祠詩巻」(1101年)は、水難の守護神として祭られた後漢の伏波将軍・馬援の廟堂に唐代の劉禹錫が詣でた際に詠じた詩――伏波神祠詩を書いた1巻です。
黄庭堅晩年の代表作であるだけでなく、中国書の傑作として古くから知られています。

起筆や横画、太い右払いにはぐいぐいと掘り進めていくような力強さがある一方、左払いや縦の終筆の伸び、横画の波打ちや、横画とそこからの左下がり、「さんずい」などは微細な加減とともに、躍るような自在な変化に富んでいます。

その「伏波神祠詩巻」を、今回の展覧会では巻替えを行って全巻を展示します。

そのほか同じく重要文化財の清拙正澄筆「与鉗大冶蔵主法語」、楚石梵K筆「心華室銘」など、永青文庫に伝わる中国書と文房四宝の名品を展示します。ぜひご覧下さい。





黄庭堅筆 伏波神祠詩巻

  


黄庭堅書 幽蘭賦 拓本



清拙正澄筆 与鉗大冶蔵主法語



楚石梵K筆 心華室銘





敦煌本文選注


●主な展示作品
重要文化財 黄庭堅筆「伏波神祠詩巻」

北宋時代・建中靖国元年(1101)

黄庭堅書「幽蘭賦 拓本」 北宋時代(11〜12世紀)
重要文化財 清拙正澄筆「与鉗大冶蔵主法語」
※展示期間:9月19日(土)〜11月8日(日)
元時代(13〜14世紀)
重要文化財 楚石梵K筆「心華室銘」
※展示期間:11月10日(火)〜12月27日(日)
元時代・至正26年(1366)
趙孟フ筆「漢汲黯伝冊」 元時代・延祐7年(1320)
「敦煌本文選注」 唐時代(7〜8世紀)
「宋端渓灰蒼色蘭亭硯」 宋時代(11〜13世紀)
「万暦赤絵筆」 明時代・万暦年間(1573〜1620)
「染付筆」 明時代・万暦年間(1573〜1620)


●秋季展示 「黄庭堅・伏波神祠詩巻〜中国大書家の気に触れる〜」
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館、
ただし9月21、22、23日は開館、24日休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分


冬季展示 「細川サイエンス ―殿様の好奇心」 会期:平成22年1月9日(土)〜3月14日(日)
終了いたしました

細川家には、藩校時習館や医学校再春館を設立し、多くの動植物図譜を編んだ八代重賢(1720〜1785)をはじめ、自然科学に興味を持った多くの殿様がいます。

第一展示室では図譜など博物学関連資料のほか、初代天文方の渋川春海(1639〜1715)が作製した天球儀(重要文化財)や司馬江漢(1747〜1818)作の地球儀、ケンペル著『日本誌』・ディドロ編『百科全書』・シーボルト著『日本』など洋書の初版本に加え、二代忠興(1563〜1645)が建てた天龍寺塔頭真乗院の数寄屋建地割(建築模型)や三代忠利(1586〜1641)が行った葡萄酒醸造の記録など技術関連資料を展示します。

第二展示室では森一鳳「猪図」など自然観察から生まれた美術品を展示します。
第三展示室では十六代護立(1883〜1970)が支援した登山・地学の関連資料を展示します。





重要文化財 天球儀 渋川春海作




地球儀 司馬江漢作




細川重賢像






珍禽奇獣図 森狙仙ほか画




蜻蛉蒔絵香合




●主な展示作品
重要文化財 天球儀 渋川春海作

1基

江戸時代・寛文13
地球儀 司馬江漢作 1基 江戸時代・文化7年
珍禽奇獣図 森狙仙ほか画 1冊 江戸時代中期
『重刻秘伝花鏡』 平賀源内校正 6冊 江戸時代・安永2年
『日本誌』  ケンペル著 1冊 1727年
弾丸鋳造具  伝細川忠興所用 2口 江戸時代前期
貝標本 白ヤ濱吹寄 1箱 江戸時代
秋草蜻蛉蒔絵螺鈿合子   江戸時代前期


●冬季展 「細川サイエンス −殿様の好奇心」
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分
関連事業 ギャラリートーク 毎月第2土曜日14:00〜 を予定
講演会(友の会会員対象)


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