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当館概要


平成26年度の展覧会

過去の展覧会

※休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)、展示替期間、年末年始

春季展示 「洋人奏楽図屏風と大航海時代 MOMOYAMA」 前期:3月29日(土)〜5月11日(日)
後期:5月13日(火)〜6月29日(日)
終了いたしました

平成23年から始まった重要文化財「洋人奏楽図屏風」の修復が完了し、初めて公開いたします。大航海時代、日本にキリスト教がもたらされ、宣教師たちが各地にセミナリオを建てました。そこで洋画教育を受けた日本人が描いたとされるこの屏風は、日本絵画史のなかでも異彩を放ち、また桃山文化を形成する作品のひとつです。その修復過程を詳しく説明し、右隻と左隻を前期・後期に分けて展示します。キリスト教に帰依した細川ガラシャや高山右近の書状、ローマ字印を用いた細川忠興の書状、さらにザビエルの著書や当時の世界地図なども併せて展示し、日本から見た西欧、西欧から見た日本をご紹介します。 キリスト教以外にも、大航海時代の産物である鉄砲の名品、東南アジア各国から輸入された香木、香道具、茶道具の数々も展示します。絢爛豪華なだけではない、大名細川家の目を通した桃山の世界をお楽しみいただければ幸いです。


 

洋人奏楽図屏風 右隻
 
洋人奏楽図屏風 左隻
 
火縄銃 林又七作
     
 
九曜紋白ラシャ陣羽織
 
円文螺鈿茶器






●主な展示作品
重要文化財 洋人奏楽図屏風
右隻(前期展示)・左隻(後期展示)
桃山時代(16〜17世紀)
唐草九曜紋象嵌火縄銃 林又七作 江戸時代(17世紀)
唐草九曜紋象嵌火縄銃 林八助作 江戸時代(17世紀)
細川光尚所用 九曜紋白ラシャ陣羽織 江戸時代(17世紀)
香木 銘白菊 江戸時代(17世紀)請来
円文螺鈿茶器 桃山時代(16〜17世紀)(前期展示)

高山右近書状

慶長19年(1614)9月10日(前期展示)
細川ガラシャ消息 桃山時代(16世紀)
南蛮芋頭水指 中国・明時代(16世紀)



●学芸員によるギャラリートーク

4月12日(土)、4月16日(水)、4月27日(日)、4月30日(水)
5月10日(土)、5月14日(水)、5月20日(火)、5月31日(土)
6月5日(木)、6月14日(土)、6月20日(金)、6月25日(水)
いずれも14時より、展示室にて行います




●春季展 「洋人奏楽図屏風と大航海時代 MOMOYAMA
入館料

一 般:800円(団体10名以上は700円)
シニア(70歳以上):600円(団体10名以上は500円)
大学・高校生:400円
中学生以下:無料
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(ただし5月5日、6日は開館、7日休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「ホテル椿山荘東京前」下車 徒歩3分





夏季展示 「能を読む
―細川家が一族で楽しんだある日の能」
前期:7月5日(土)〜8月31日(日)
後期:9月2日(火)〜9月28日(日)
終了いたしました

今展覧会では、細川家歴代当主直筆の謡本や番組などをもとに、そこに記される演目に合わせて能面、能装束、道具類、楽器を中心に展示します。
細川家は、古くから能に深く関わり、代々重きを置いて当主自らも嗜み、発展に寄与してきました。特に、文武両道に秀でた初代藤孝(幽斎)は7世観世元忠について稽古し、8世観世元尚に師事し、謡、仕舞、囃子に通じ、中でも太鼓は名手と呼ばれる程の腕前でした。以来、2代忠興(三斎)から昭和に至るまで、歴代当主は能を愛好してきました。一方、初代熊本藩主の細川家3代忠利の頃からは、金春流、喜多流の能楽師たちを庇護しました。
各時代に愛用された多くの能面、能装束、能関係資料等は、いまも永青文庫に残ります。深い精神性をたたえた面や豪華な能装束などの魅力を、演目にそってご覧いただきます。


 

 
翁(白式尉)
 
十六
 
 
唐織 黒紅地御簾紅葉文様
 
能絵合かるた






●主な展示作品
花伝書抜書 細川忠興筆 細川幸隆奥書 慶長4年(1599)奥書 桃山時代(16世紀)成立
三斎様丹後江被成御座候節之御番附
田辺宮津所々古来番附
桃山時代(16世紀)成立 享保7年(1722)書写
翁(白式尉) 伝聖徳太子作 天下一出目右満極 前期展示
翁(黒式尉) 出目満永作 江戸時代(17世紀) 前期展示
謡本 細川忠興筆

桃山〜江戸時代(16〜17世紀) 後期展示

十六 出目満永作

江戸時代(17世紀) 後期展示

長絹 萌黄地花籠垣秋草文様

江戸時代(18世紀) 後期展示
能菅 銘 法橋 江戸時代(18世紀)
唐織 黒紅地御簾紅葉文様 江戸時代(17〜18世紀) 前期展示
能絵合かるた 明治時代(20世紀)



●学芸員によるギャラリートーク

7月12日(土)、8月9日(土)、9月13日(土)
いずれも14時より、展示室にて行います




●夏季展 「能を読む―細川家が一族で楽しんだある日の能
入館料

一 般:800円(団体10名以上は700円)
シニア(70歳以上):600円(団体10名以上は500円)
大学・高校生:400円
中学生以下:無料
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「ホテル椿山荘東京前」下車 徒歩3分





秋季展示 「国宝の刀 ― 伝えられた武士の心」 会期:10月4日(土)〜12月23日(祝・火)
終了いたしました

近代の日本画や東洋美術のコレクターとして著名な細川家16代の細川護立(もりたつ)(1883〜1970)は、刀の目利(めき)き、蒐集でもよく知られています。
秋季展では、護立が蒐集し、のちに国宝に指定された4口の国宝の刀や太刀を中心に、細川家に伝来した刀剣と刀装具の名品を一堂に展示します。
なお、国宝の刀 銘「光忠 光徳(花押)」と国宝の太刀 銘「豊後国行平作」は、国、東京都、及び文京区からの補助を受けての保存修理後、初お披露目となります。




 
 
 
国宝 短刀 銘「則重」
 
国宝 刀 金象嵌銘「光忠 光徳(花押)」
「生駒讃岐守所持」
 
国宝 短刀 無銘正宗
(名物庖丁正宗)



 

重要文化財 金家作 
毘沙門天図鐔 銘「城州伏見住金家」

黒塗研出鮫腰刻鞘打刀拵
(歌仙拵)
 
重要文化財 伝林又七作
桜に破扇図鐔 無銘



 
梨地合口拵
 
蔦唐草蒔絵小さ刀拵

 




●主な展示作品
国宝 太刀 銘「豊後国行平作」 平安〜鎌倉時代(12〜13世紀)
国宝 短刀 銘「則重」 鎌倉時代(13世紀)
国宝 刀 金象嵌銘「光忠 光徳(花押)」「生駒讃岐守所持」 鎌倉時代(13世紀)
国宝 短刀 無銘正宗(名物庖丁正宗) 鎌倉時代(14世紀)
刀 銘「濃州関住兼定作」 室町時代(16世紀)
黒塗研出鮫腰刻鞘打刀拵(歌仙拵) 江戸時代(17世紀)

重要文化財 金家作 毘沙門天図鐔 銘「城州伏見住金家」

室町時代(16世紀)
重要文化財 伝林又七作 桜に破扇図鐔 無銘 江戸時代(17世紀)ほか



●学芸員によるギャラリートーク

10月11日(土)、11月8日(土)、12月13日(土)いずれも14時より、展示室にて行います




●秋季展 「国宝の刀 ― 伝えられた武士(もののふ)の心
入館料

一 般:800円(団体10名以上は700円)
シニア(70歳以上):600円(団体10名以上は500円)
大学・高校生:400円
中学生以下:無料
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・祝) は開館
翌日の10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火) は休館
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「ホテル椿山荘東京前」下車 徒歩3分




冬季展示 「重要文化財指定記念「信長からの手紙」
〜細川コレクションの信長文書59通、
一挙公開!〜 」
前期:平成27年1月6日(火)〜2月8日(日)
後期:2月10日(火)〜3月15日(日)
終了いたしました

永青文庫所蔵の細川家文書のうち266通が平成25年に新たに重要文化財に一括指定されました。これを記念して、その中核をなす永青文庫の「信長からの手紙」59通を全点公開いたします。現在、「織田信長が発信した文書」がこれほどまとまって伝来しているのは、全国でも永青文庫の細川家文書だけです。細川藤孝(幽斎)らに宛てられたもので、戦国時代の緊迫した状況と天下統一へ向けた織田信長の歩みと、その間における細川家の動きを余すところなく伝えてくれます。信長の“生の声”が聞けるといってもよいほどでしょう。本展ではこの信長文書に加えて、信長が最期を迎えた本能寺の変に関係する明智光秀や豊臣秀吉が出した文書も展示します。戦国の世を生きた人々の息吹に触れていただければ幸いです。




重要文化財 織田信長自筆感状(細川忠興宛)



 

重要文化財 織田信長朱印状(細川藤孝宛)

細川幽斎(藤孝)像
 
重要文化財 織田信長黒印状(細川藤孝宛)



 
重要文化財 明智光秀覚条々
 
重要文化財 羽柴秀吉血判起請文

 




●主な展示作品
重要文化財 織田信長自筆感状(細川忠興宛) 天正5年(1577)10月2日 前期展示
細川幽斎(藤孝)像 江戸時代(17世紀)
重要文化財 織田信長朱印状(細川藤孝宛) 元亀4年(1573)7月10日 前期展示
重要文化財 織田信長黒印状(細川藤孝宛) 天正3年(1575)5月20日 後期展示
重要文化財 明智光秀覚条々 天正10年(1582)6月9日 前期展示
重要文化財 羽柴秀吉血判起請文 天正10年(1582)7月11日 後期展示

平成26年度冬季展示「信長からの手紙」出品リスト


●学芸員によるギャラリートーク

1、2、3月の第2土曜日(1/10、2/14、3/14) 14時から、展示室にて




●冬季展 「重要文化財指定記念「信長からの手紙」
〜細川コレクションの信長文書59通、一挙公開!〜 」
入館料

一 般:800円(団体10名以上は700円)
シニア(70歳以上):600円(団体10名以上は500円)
大学・高校生:400円
中学生以下:無料
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
但し、1月12日(月・祝)は開館、翌日の1月13日(火)は休館
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「ホテル椿山荘東京前」下車 徒歩3分





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