2017年4月で熊本地震発生から1年を迎えます。2度の震度7を観測した地震により、熊本のシンボルである熊本城は大きく傷つき、数多くの文化財が甚大な被害を蒙りました。
永青文庫は、肥後熊本54万石を領した細川家に伝わる文化財を保存・公開している美術館であり、熊本とは強く深いつながりを持っています。熊本城に焦点をあてた本展では、当館が所蔵する史料や美術工芸品等を通して、熊本城と細川家の歴史・文化を振り返ります。
加藤清正が築き、細川忠利入城以来240年細川家が守り伝えてきた熊本城の勇壮な姿。忠利が客人として招いた宮本武蔵。繰り返された熊本城の被災と普請。参勤交代で使用された御座船・波奈之丸など、熊本城にまつわる歴史を多方面から紐解きます。
熊本への理解を一層深めることが、復興支援の一助に繋がるとの願いを込めて、地震から1年に合わせ開催いたします。
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熊本城之図
赤星閑意筆 明治時代(19世紀)
【前期展示】
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紫糸素懸威鉢巻形兜
(細川忠利所用)
江戸時代(17世紀)
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菊桐紋蒔絵螺鈿徳利
(加藤清正所用)
桃山〜江戸時代(16〜17世紀)
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重要文化財 鵜図
宮本武蔵筆
江戸時代(17世紀)
【後期展示】
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細川忠利像
矢野三郎兵衛吉重筆・沢庵宗彭賛
寛永18年(1641)
【前期展示】
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熊本総絵図
文久元年(1861)以降
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五輪書
宮本武蔵筆・寺尾勝延書写
江戸時代(17〜19世紀)
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『部分御旧記 災変部』
寛永10年(1633)5月11日付
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熊本城下図(自代継社至御花畑)
赤星閑意筆
明治時代(19世紀)
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●主な展示作品 |
熊本城之図 |
赤星閑意筆
明治時代(19世紀)
熊本大学附属図書館寄託 |
【前期展示】 |
熊本城下図(自代継社至御花畑) |
赤星閑意筆
明治時代(19世紀)
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熊本総絵図 |
文久元年(1861)以降 |
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細川忠利像 |
矢野三郎兵衛吉重筆・沢庵宗彭賛
寛永18年(1641) |
【前期展示】 |
細川忠利像 |
海門宗音賛
江戸時代(18世紀) |
【後期展示】 |
重要文化財 紅梅鳩図 |
宮本武蔵筆
江戸時代(17世紀)
熊本県立美術館寄託 |
【前期展示】 |
重要文化財 鵜図 |
宮本武蔵筆
江戸時代(17世紀)
熊本県立美術館寄託 |
【後期展示】 |
五輪書 |
宮本武蔵筆・寺尾勝延書写
江戸時代(17〜19世紀) |
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菊桐紋蒔絵螺鈿徳利(加藤清正所用) |
桃山〜江戸時代(16〜17世紀) |
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紫糸素懸威鉢巻形兜(細川忠利所用) |
江戸時代(17世紀) |
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『部分御旧記 災変部』 |
寛永10年(1633)5月11日付
熊本大学附属図書館寄託 |
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御船賦之図 |
橋本又左衛門筆
明治時代(19世紀) |
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細川家守護天童像 |
南北朝時代(14世紀) |
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田毎の月図鐔 銘 西垣永久 七十歳作之 |
西垣永久作
江戸時代(18世紀) |
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梨地桐巴九曜紋硯箱 |
熊本県立美術館保管 |
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●春季展示 「熊本城 −加藤清正と細川家−」 |
入館料 |
一 般:800円(団体10名以上は700円)
シニア(70歳以上):600円(団体10名以上は500円)
大学・高校生:400円
中学生以下:無料
※障害者手帳をご提示の方およびその介助者(1名)は無料 |
開館時間 |
10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
休館日 |
月曜日(但し3/20は開館し、翌日休館) |
交 通 |
・JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅(「鬼子母
神前」バス停)より、
都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて
「目白台三丁目」下車徒歩5分。
・都電荒川線早稲田駅より徒歩10分。
・有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分。
・東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分。 |
■熊本地震復興祈念講演会
●「日本城郭史に見る熊本城−熊本の文化財復興に向けて−」 |
日 時 |
2017年3月19日(日)13時〜14時30分(開場12時30分) |
講演者 |
千田 嘉博 氏(奈良大学文学部教授) |
場 所 |
ホテル椿山荘東京 アンフィシアター(東京都文京区関口2−10−8) |
主 催 |
熊本県 |
共 催 |
永青文庫 |
後 援 |
熊本市、文京区、新宿区 |
参加費 |
無料 |
申込方法 |
往復はがき(1人1枚)の往信欄に、住所・氏名・電話番号と「復興祈念講演会」と明記のうえ、下記まで郵送してください。
返信欄にも住所・氏名を必ず書いてください。2月28日(火)必着。
申込み多数の場合は、抽選の上、返信用はがきにて当落をお知らせします。 |
送付先・
問い合わせ |
熊本県広報課企画・広報班
〒862-8570熊本市中央区水前寺6-18-1
電話096(333)2027
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■ギャラリートーク
熊本城調査研究センター文化財保護主幹の鶴嶋俊彦氏によるギャラリートークを行います。
日 時 |
2017年4月22日(土)14時〜 |
話し手 |
鶴嶋 俊彦 氏(熊本城調査研究センター文化財保護主幹) |
場 所 |
永青文庫4階展示室 |
■本展と関連した展覧会のご案内
同時期に、熊本県や東京都内各所で、震災をテーマにした展覧会や、熊本を応援する展覧会が開催されます。
●東洋文庫ミュージアム「安政の大地震 大災害の過去・現在・未来」 |
2017年4月19日(水)〜8月6日(日) |
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永青文庫からバス一本で行けるミュージアム (「関口一丁目」バス停より、
都営バス「上58上野松坂屋前」行きにて「文京グリーンコート前」下車)
お得な相互割引
各会期中、永青文庫の半券をお持ちいただくと「安政の大地震」展が、また東洋文庫の入館レシートをお持ちいただくと「熊本城」展が、それぞれ100円引きになります。 |
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