良寛(1758~1831)は、江戸時代後期の詩歌・書に優れた托鉢僧で、「良寛さん」と呼ばれ親しまれています。越後出雲崎の名主橘屋の長男として生まれ、一時は名主見習となりますが、18歳で出家し、修行ののち諸国を行脚して帰郷。国上山の中腹にある五合庵や乙子神社の草庵に住庵しました。生涯寺を持たず、名利にとらわれぬ生活を送り、清貧の中で生きとし生けるものすべてへの愛を失わず、子どもと戯れ、友と語り、和歌や漢詩を詠み、書に興じた人でした。
そうした良寛の生きざまや遺墨は、いまも多くの人々の共感を呼び、魅了し続けています。本展は、2018年に開催した春季展「心のふるさと良寛」の第2弾として、日本有数の良寛コレクター秘蔵の遺墨を中心に、新たにそのコレクションに加えられた作品を展示します。日本人の「心のふるさと」と評される、良寛のあたたかな書と芸術をご堪能ください。
■主な展示作品
良寛「自画像賛 四月朱明節」
個人蔵(前期展示)
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良寛「和歌 貞心尼に代てよめる」
個人蔵(前期展示)
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良寛「漢詩 草庵雪夜作」
個人蔵(通期展示)
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良寛「書簡 およしさ宛 ぬのこ一」
個人蔵(前期展示)
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北大路魯山人「良寛詩筆筒二点 今日乞食」
個人蔵(通期展示)
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●初夏展 心のふるさと良寛 Ⅱ |
入館料 |
一 般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料 |
開館時間 |
10:00~16:30 (入館は16:00まで) |
休館日 |
月曜日(但し5/3(月)は開館し5/6(木)休館、6/1(火)は展示替のため休館)
※新型コロナウイルス感染症、天災、災害等の状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合があります。最新の情報は電話03-3941-0850(自動音声)やTwitterにてお知らせします。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※マスク着用の上、ご来館ください。当館の新型コロナウイルス感染拡大予防対策については、こちらをご覧ください。 |
■リピーター割引
本展会期中、観覧済みの有料チケットをご提示いただくと入館料を100円引きにいたします。
※1名様につき1回まで。他割引との併用不可。 |