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当館概要


平成22年度の展覧会

■過去の展覧会一覧


春季展示 「細川家の明治・大正」 会期:3月20日(土)〜6月20日(日)
終了いたしました

代々熊本藩主を務めた細川家は明治17年(1884)に華族に列せられ、侯爵の爵位を賜わりました。細川家で侯爵となった3人の当主、14代護久(1839〜93)、15代護成(1868〜1914)、16代護立(1883〜1970)を中心に、細川家の近代をご紹介します。

護立は交遊範囲が広く、目白台の屋敷には横山大観や梅原龍三郎、志賀直哉、武者小路実篤、白洲正子など、あらゆる分野の芸術家、文学者、コレクターたちが訪れました。

今回の春季展では、護久・護成・護立とその家族の遺愛の品々や、交流のあった芸術家たちの作品を展示します。






重要美術品 加彩灰陶馬
 

重要美術品 加彩舞妓俑





下村観山 春日の朝
 

富岡鉄斎 氷心玉骨


高野松山 花鳥文香合





細川護立一家、目白台にて





●主な展示作品
「氷心玉骨」 富岡鉄斎筆 大正10年(1921) 前期出陳(3月20日〜5月5日)
「聚楽茶亭」 安田靫彦筆 明治38年(1906) 後期出陳(5月7日〜6月20日)
「春日の朝」 下村観山筆 明治42年(1909)頃 前期出陳(3月20日〜5月5日)
「鶉」 小林古径筆 昭和17年(1942)頃 後期出陳(5月7日〜6月20日)
「花鳥文香合」 高野松山作 昭和10年代
「加彩灰陶馬」 重要美術品 中国・六朝(6世紀)
「金錯銘銅矛」 重要美術品 中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀)
「三彩宝相華文三足盤」 中国・唐時代(8世紀)
「加彩舞妓俑」 重要美術品 中国・唐時代(7世紀)
「初音蒔絵文台」 明治時代
「初音蒔絵硯箱」 明治時代
「小嵐山図」 杉谷雪樵筆 明治27・28年(1894〜1895)頃
「葉山別荘」 近藤樵仙筆 明治30年(1897)
「細川護成像」 丸木利陽撮影  
「観音像」 細川宏子筆  
「藤花文カップ&ソーサー」 錦光山作  


●春季展 「細川家の明治・大正
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(ただし3月22日は開館、翌23日休館、
5月3・4・5日は開館、翌6日休館 )
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分



●コレクション展示
翁(白色尉) 室町時代 15世紀
頼政 江戸時代 18世紀
中将 江戸時代 18世紀
孫次郎 江戸時代 17世紀
白隠慧鶴筆 達磨 どふ見ても 江戸時代 18世紀
白隠慧鶴筆 蓮池観音図 江戸時代 18世紀
雲龍文筒釜 桃山時代 16世紀
高山右近書状(細川忠興宛) 慶長19年(1614)9月10日
蕎麦茶碗 朝鮮時代 16世紀


夏季展示 「神と仏 日本の祈りのかたち」 会期:6月26日(土)〜9月26日(日)
終了いたしました

永青文庫は神道や仏教に関連した文書・美術品を数多く所蔵しており、夏は神道と仏教をテーマにした企画展を行います。

初代細川幽斎没後400年・16代細川護立没後40年を記念し、細川幽斎奥書の「出雲国風土記」「豊後国風土記」、護立コレクションの原点である禅画の数々を展示します。

神道については「祇園祭礼図巻」「藤崎宮祭礼絵巻」など祭礼の絵巻や「日本書紀」「神皇正統記」などの資料・古書、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤などの著書を、そして仏教は中国の仏像、白隠・仙p・一絲など禅僧の書画、平櫛田中や沢田政広などの仏教彫刻を展示いたします。





祇園祭礼図巻




細川幽斎奥書 『出雲国風土記』
 

仙p義梵筆 指月布袋




北野天神縁起絵巻





本居宣長 『古訓古事記』
 

平櫛田中作 五大明王




三尊仏坐像





●主な展示作品

細川幽斎 奥書 『豊後国風土記』 

文禄3年(1594)

細川幽斎 奥書 『出雲国風土記』 

慶長2年(1597)

北野天神縁起絵巻 

室町時代(16世紀)

祇園祭礼図巻 

江戸時代(17〜18世紀)

藤崎宮祭礼絵巻 

江戸時代(18〜19世紀)

『日本書紀』 

寛文9年(1669)

『神皇正統記』 

慶応元年(1865)

賀茂真淵 『真淵雑録』 

江戸時代(19世紀)

本居宣長 『玉くし希』 

文化14年(1817)

本居宣長 序、長瀬真幸 後序 『古訓古事記』 

享和3年(1803)

平田篤胤 著 『多満の真はし良』 

江戸時代(19世紀)

三尊仏坐像 

北周・建徳元年(572)

阿弥陀如来坐像 

唐・咸亨3年銘(672)

菩薩立像 

隨・開皇二十年銘(600)

菩薩坐像 

唐時代(8世紀)

白隠慧鶴 筆 布袋携童図 

江戸時代(18世紀)

仙p義梵 筆 指月布袋 

江戸時代(19世紀)

平櫛田中 作 五大明王 

大正〜昭和時代(20世紀)

沢田政広 作 聖観世音菩薩 

昭和45年(1970)


●夏季展 「神と仏 日本の祈りのかたち
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※友の会会員、障害者手帳をご提示の方およびその介護者(1名)は無料

会期中に限り何回でも入館できるパスポート
一 般:1000円
大高生:500円
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(ただし7月19日は開館、翌20日休館、
9月20日は開館、翌21日休館 )
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分


●コレクション展示
能面 黒髪 焼印「出目元休」 江戸時代(17世紀)
能面 大天神 漆書「満永(花押)」 江戸時代(17世紀)
能面 邯鄲男 焼印「天下一有閑」 江戸時代(17世紀)
能面 小尉 焼印「児玉近江」 江戸時代(17〜18世紀)
能面 姥 焼印「天下一有閑」 江戸時代(17世紀)
伊達政宗書状(細川忠興宛) 元和5年(1619)
風外慧薫 筆 達磨 江戸時代(17世紀)
白隠慧鶴 筆 「妙法蓮華」 江戸時代(18世紀)
白隠慧鶴 筆 地蔵菩薩像 江戸時代(18世紀)
白隠慧鶴 筆 出山釈迦像 江戸時代(18世紀)


秋季展示 「永青文庫の茶入 ―2010年度調査をふまえて」 会期:10月2日(土)〜12月26日(日)
終了いたしました

大名物「利休尻ふくら」はじめ、初公開12点を含む計34点で構成

茶入とは、やきものの抹茶入をいいます。かねてから中国から渡来していた手のひらにのる程の小さな壺が、室町時代に吟味されて茶器として使われるようになりました。唐物茶入のはじまりです。やがて茶の湯が盛んになると、我が国においても茶入の生産がはじまり、瀬戸茶入が和物(わもの)茶入の筆頭にあげられるようになりました。

この展示では、永青文庫が所蔵する細川家伝来の茶道具から、2010年度総合調査をふまえ、千利休所持で名高い茶入「唐物尻膨 銘 利休尻ふくら」はじめ、初公開12点をふくむ34点の茶入を一堂に公開。「鑑賞」と「作陶」の両面から茶入ひとつひとつの見所を紹介し、細川三斎という大名茶人を先祖に持つ細川家の茶の湯の道具のあり方をたどります。






古瀬戸茶入 出雲肩衝
 

唐物茶入 利休尻ふくら




瀬戸茶入 銘 塞
         


瀬戸(芋子)茶入 銘 抓底
 

瀬戸(芋子)茶入 銘 白いと




瀬戸丸壺茶入





●主な展示作品

大名物 唐物尻膨 銘 利休尻ふくら

中国 南宋時代(13世紀)

唐物尻膨 銘 浅野尻膨

中国 南宋時代(13世紀)

唐物尻膨 玉堂手

中国 南宋時代(13世紀)
唐物大海 銘 柏原 中国 元時代(14世紀)
瀬戸肩衝茶入 銘 出雲肩衝 瀬戸 室町時代(15世紀前半)
初公開 瀬戸丸壺茶入 瀬戸 室町時代(15世紀末期)
初公開 瀬戸(芋子)茶入 銘 抓底 瀬戸 室町時代(16世紀前半)
初公開 瀬戸(芋子)茶入 銘 白いと 瀬戸 桃山時代(16世紀後半)
中興名物 瀬戸肩衝茶入 銘 塞 瀬戸 桃山時代(17世紀初期)
瀬戸肩衝茶入 銘 ふか草 瀬戸 桃山時代(17世紀初期)


●秋季展示 「永青文庫の茶入」
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館)
※10月11日開館、12日休館
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分


冬季展示 「没後400年 細川幽斎展」 会期:平成23年1月8日(土)〜3月13日(日)
終了いたしました

平成22年(2010)は、肥後熊本54万石の大名であった細川家の初代幽斎(1534〜1610)が没してから400年の節目の年にあたります。春に東京国立博物館で「細川家の至宝」展が開催されたのを始め、京都府舞鶴市や熊本県など幽斎や細川家のゆかりの地でも記念の催しや展覧会が行われますが、今展は没後400年を記念する今年度最後の細川幽斎展となります。

幽斎の活動は室町将軍、13代足利義輝の近臣として仕えることに始まり、義輝が松永久秀らによって殺害されると、その弟を奉じ、義昭として15代将軍位に就けることに成功します。この間には織田信長の助力を得ましたが、信長と義昭の関係が悪化すると信長に従うことを選びます。その信長を明智光秀が本能寺に襲撃、殺害すると、光秀が嫡子忠興の舅であったにもかかわらず、光秀への協力を拒絶し、のちに天下統一を果たす豊臣秀吉に味方しました。変転極まりない時代を幽斎は、確かな選択眼で生き抜いたのです。その一方で幽斎は、連歌から始まって和歌や源氏物語に傾倒し、厖大な古典籍を書写し、註釈を施した当代一の歌人、歌学者、古典学者でもありました。本展では、文武いずれにも勝れた幽斎の生涯を見わたします。戦さに明け暮れた時代にもかかわらず、文雅に努めたその営みを感じとっていただければと思います。






織田信長黒印状 細川幽斎宛
 

織田信長朱印状 明智光秀宛




正親町天皇口宣案 細川幽斎宛




足利義昭和歌懐紙
 

細川幽斎像 梶山良恭筆


古今伝授証明状案 細川幽斎筆






●主な展示作品
細川幽斎像 梶山良恭筆 文政13年(1830) 絹本著色 1幅
織田信長書状 細川幽斎宛 元亀4年(1573)2月29日 紙本墨書 1通
織田信長黒印状 細川幽斎宛 天正3年(1575)5月20日 紙本墨書 1通
織田信長朱印状 明智光秀宛 天正9年(1581)9月7日 紙本墨書 1通
羽柴秀吉書状 細川幽斎宛 天正10年(1582)8月8日 紙本墨書 1幅
正親町天皇口宣案 細川幽斎宛 天正13年(1585)10月6日 紙本墨書 1通
和歌懐紙(詠寄松祝和歌) 足利義昭筆 天正16年(1588)4月16日 紙本墨書 1幅
古今伝授証明状案 細川幽斎筆 慶長5年(1600)7月29日 紙本墨書 1幅
枕草子 細川幽斎奥書 天正20年(1592)3月 紙本墨書 1冊
歌合類聚 細川幽斎奥書 慶長5年(1600)5月 紙本墨書 7冊のうち2冊


●冬季展示 「没後400年 細川幽斎展」
入館料 一 般:600円
大高生:400円
小中生:100円
団体(10名以上):500円
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者(1名)は無料
開館時間 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館)
※1月10日開館、11日休館
交 通 JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて
「椿山荘前」下車 徒歩3分



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