永青文庫美術館  EISEI-BUNKO MUSEUM
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●2025年、永青文庫は財団設立75周年を迎えました。
今後も皆さまに楽しんでいただけるような展覧会を開催してまいります。

●2025年度展覧会スケジュールをアップしました。詳細はこちら

●永青文庫が熊本大学附属図書館に寄託している「細川家文書」のうち、
9,346点が新たに国の重要文化財に追加指定される運びとなりました。
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クラウドファンディング「文化財修理プロジェクト」第2弾は、目標達成いたしました。
最終的に650名を超える方から、11,503,000円のご支援を頂きました。
皆様、たくさんの応援を本当にありがとうございました。
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クラウドファンディング「文化財修理プロジェクト」第1弾は、目標達成いたしました。
最終的に943名の方から、14,755,000円のご支援を頂きました。 応援してくださった皆様、すべての方々に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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下記作品・史料は、令和7年度文化財関係国庫補助事業にて修理を行うことが決定いたしました。補助金といただいたご支援をその修理費用に充てさせていただきます。
重要文化財 松岡映丘「室君」大正5年(1916) ※令和6年度より継続事業
重要文化財 織田信長自筆書状〈十月二日/長岡与一郎宛〉
重要文化財 細川家文書(二百六十六通) のうち58通

●永青文庫の感染症予防対策についてはこちらをご確認ください。


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■夏季展 「書斎を彩る名品たち―文房四宝の美―」

会期:2025年7月5日(土)
~8月31日(日)


書や画をしたためる際に不可欠な筆・墨・硯・紙は、中国で長い歴史を経て進化し、知識人に愛玩されて「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と呼ばれました。「文房」とは元来、詩作や読書にふけるための書斎・書院を意味し、「筆墨硯紙(ひつぼくけんし)」が特に「四宝」として尊ばれたのです。それらは単なる実用的な道具としてだけでなく、文化的な価値が評価され、材質や装飾が鑑賞の対象となりました。

そうした「文房四宝」を愛好したのが、永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ、1883~1970)です。護立は、幼少期から漢籍に親しみ、中国の陶磁器や仏像に関心を広げ、文具も収集しました。晩年の護立は、夕食後に必ず硯と筆を用意させ、書に親しんだということです。本展では、永青文庫に伝えられた護立の収集品から、「硯で墨をすって筆で紙に書く」という行為を彩った文具の数々をご覧いただきます。

また特集展示として、煙草入れなどの喫煙具(きつえんぐ)も紹介します。煙草入れは、きざみ煙草を持ち歩くための入れ物で、江戸時代に喫煙が一般化すると、携帯に適した様式が確立しました。多様な技法や珍しい素材を用いた装飾の世界をお楽しみください。



■主な展示作品



 


書斎の細川護立

 




 
 


「百寿文軸筆」

 


「象牙軸山馬筆」

 


「玉軸筆」





 
 


「如意墨」

 


「乾隆年製 御製詠墨詩墨」

 


「御墨乾隆辛卯年製朱墨」





 
 


「岫雲硯」

 


「古歙龍尾鱗硯」

 


「宋洮河緑石硯」





 


「乾隆年仿澄心堂紙」





 
 


「絽刺腰差したばこ入れ」

 


「相良繍腰差したばこ入れ」



※すべて永青文庫蔵

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●夏季展 書斎を彩る名品たち―文房四宝の美―
入館料 一 般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
開館時間 10:00~16:30 (入館は16:00まで)
休館日

月曜日(ただし7/21・8/11は開館し、7/22・8/12は休館)

※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。最新の情報はX(旧Twitter)またはこちら(PC)(Mobile)にてお知らせします。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
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