戦国乱世を駆け抜けた武将・織田信長(1534~82)。永青文庫が所蔵する細川家伝来の信長の手紙59通は重要文化財に指定されていますが、これほどの数が一か所にまとまって伝わる例は他にはなく、直筆であることが確実な唯一の手紙をも含む点で、質量ともに突出したコレクションといえます。2022年には永青文庫で新たに信長の手紙が1通発見され、コレクションはあわせて60通となりました。
本展では、この全60通の珠玉の文書から、室町幕府の滅亡、一向一揆との死闘、長篠合戦、荒木村重謀反、明智光秀による本能寺の変など、信長の激動の10年間を、配下の細川藤孝(1534~1610)らの動向とともに丁寧に読み解きます。革新的、破天荒、残虐、超人といった現代の多くの人が抱く信長のイメージは真実なのか——。永青文庫の歴史資料から真の信長像に迫ります。
■主な展示作品
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「織田信長書状」 細川藤孝宛
(元亀3年〈1572〉)8月15日
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重要文化財「織田信長自筆感状」 細川忠興宛
(天正5年〈1577〉)10月2日
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伝田代等有筆 「細川幽斎(藤孝)像」
江戸時代(17世紀)
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熊本県指定重要文化財「紅糸威腹巻」(伝細川藤孝所用) 安土桃山時代(16世紀)
熊本県立美術館寄託
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重要文化財「明智光秀覚条々」 細川藤孝・忠興宛
(天正10年〈1582〉)6月9日
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※すべて永青文庫蔵
●秋季展 信長の手紙 ―珠玉の60通大公開― |
入館料 |
一 般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料 |
開館時間 |
10:00~16:30 (入館は16:00まで) |
休館日 |
月曜日(ただし10/14・11/4は開館し、10/15・11/5は休館)
※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。最新の情報はX(旧Twitter)またはこちら(PC)(Mobile)にてお知らせします。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※当館の感染症予防対策については、こちらをご覧ください。 |
■記念講演会 信長・藤孝・光秀―「室町幕府の滅亡」と「本能寺の変」―
定員に達したため、受付を終了いたしました。
講 師 |
稲葉 継陽 氏(熊本大学永青文庫研究センター長) |
日 時 |
2024年11月2日(土)13:30~15:00 |
会 場 |
日本女子大学 新泉山館(しんせんざんかん)1階 大会議室
(東京都文京区目白台1-19-10)
アクセスはこちら |
定 員 |
120名(先着順。定員に達し次第、受付を終了。) |
参加費 |
1000円(年間パスポート会員、大学・高校生500円)
※税込。当日現金でお支払いください。 |
※イベントは状況により、変更・中止となる場合がございます。
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